- この記事は草が上にのった土ブロックついてのものです。 破壊したとき種を落とす草については草(Tall Grass)を参照してください。
草ブロック(Grass Block)は、ブロックであり、かなり初期の段階でゲームに実装された。3つのテクスチャが使われており、上面に与えられた灰色のテクスチャには自身がいるバイオーム(Biomes)に応じた色がつく。底面には土(Dirt)ブロックから借用したテクスチャが、側面すべてには上端に草が描かれたテクスチャが張られている。側面のテクスチャは、雪(Snow)が積もると白くなる。自然の地形では、積み上がった土ブロックの頂上に出現する。土ブロックの上が液体(Fluids)や不透明ブロックで塞がれていると出現しない。
掘削では、土ブロックとほとんど同じと見なせる。アイテムとしての土を落とし、ショベル(Shovel)で一番よく掘れる。だが、掘り抜くときには特有の音をたて、ほんの少しだけ長くかかる。これを知っていれば、上に向かって掘り進んでいるときに地表を掘りぬく直前がわかる。
成長
草ブロックは、地形が生成されるときだけ自然発生し、その後は身近なブロックから広がって来る。 同じ高度では、隣接する土ブロックなら斜めにあるものも含めてどれへでも広がっていく。上には1ブロック、下には3ブロック分の範囲内に広がる。広がる際は他のブロックへと転移する。“その間に” 溝があるか、どんなブロックに遮られているかは関係ない。
草ブロックが広がるためには、草ブロック自体に9レベル以上の明るさが必要であり、かつ、草が伝搬する土ブロックには最低でも4レベルの明るさが必要である。加えて、その上面が明るさをレベル2以上、減少させるブロックで塞がれていてもいけない。このようなブロックには、あらゆる不透明(opaque)ブロックの他に、溶岩(Lava)、水(Water)、氷(Ice)が含まれ、ハーフブロック(Slabs)や階段(Stair)のように非不透明でありながら光は通さないブロックも含まれる。透明ブロックの下では、ガラス(Glass)、柵(Fence)、松明(Torch)、ピストン(Piston)など、その種類に関わらず広がっていける。
草ブロックは、広がる時間間隔が不規則で、適切な土ブロックが伝搬可能な範囲にあるなら、そのどれにでも均等な確立で広がろうとする。下方向には3ブロック分の範囲に伝搬するため、丘を登りながら広がるより、下りながら広がる方がずっと速い。
枯死
草ブロックは、不透明(Opaque)ブロックに上を塞がれたまま時間が経つと枯れて土(Dirt)ブロックに変わる。ただし、その時間は不規則である。水(Water)、氷(Ice)など、光をそのまま透過させないブロックで塞がれたり、草ブロックの上面を照らす明るさが4以下に落ちても枯れてしまう。
草が生い茂る野原
階段(Stairs)ように、いつくかのブロックは不透明(Opaque)ではないにも関わらず光を通さないため、そのようなブロックが上に乗ると草ブロックは枯れてしまう。ただ、周囲が暗い場合だけに限る。透明なブロックでは枯れない。
ハーフブロック(Slab)は、Minecraft 1.0.0 で動作が変更され、すでに草ブロックを土ブロックに戻さないようになっている。そのため、草ブロックはその下を広がっていける。
例えば、太陽光(明るさ15レベル)が降り注いでいる場合、4つ以上の水ブロックまたは氷ブロックが直接、上に置かれていると草ブロックは枯れてしまう(それ以外の光が脇から入ってこないとした場合)。 月(Moon)の光に照らされている場合、1つの水(Water)または氷ブロック(Ice)に塞がれていれば枯れてしまう。
草ブロックに向かって鍬(Hoe)を振るうと、耕地(Farmland)ブロックに変わる。その上で飛び跳ねすぎたり何も植えないまま時間が過ぎると、土ブロックに戻ってしまう。草ブロックに戻ることもある。
用途
草ブロックの上面と側面に張られるテクスチャは Beta 1.5と同じものが使われている
- 温厚Mob(Passive mobs)は、上面が明るさ9レベル以上で照らされている草ブロックの上に時々スポーン(Spawn)する。極めて稀なことであり、その近くに動物がほとんどいない条件を必要とする。どちらかといえば、温厚Mobは大半が地形と共に生成される。詳細についてはスポーン(Spawn)のページを見てほしい。
- 温厚Mobには、草ブロックに寄って行く傾向がある。明かりに寄っても行くが、草ブロックの上では明かりを無視し、レベル10以下の明るさよりも照らされていない草ブロックの方を好む。
- 骨粉(Bone Meal) を草ブロックの上に使えば、草(Tall Grass)と花(Flowers)が生える。
- 芝生や庭園を造るために使えるほか、地面に描かれるドット絵(Pixel Art)においては深緑として使用される。
- 草ブロックの発生と消滅はBUDで検出できる。そのため、発生と消滅の状態は、レッドストーン回路の光センサーを作るのにも利用される。
歴史
草ブロックは、丸石(Cobblestone)に次いで、Minecraft で2番目のブロックだった。実装された当初は、上面のテクスチャが全ての面に張られていたが、その後、側面のテクスチャが土ブロック(Dirt)に覆い被さる‘房’を標示するようになった。バイオーム(Biomes)がハロウィーンアップデート(Halloween Update)で導入されてたときは、上面の色が置かれたバイオームに合わせて変化するようになった。クリエイティブ(Creative)モードやクラシック(Classic)モードでインベントリをハッキングして草ブロックを置こうとしたマルチプレイヤーは、自動的にサーバーからはじき出される。クリエイティブモードには明るさの処理に欠陥があるため、暗いところにある草ブロックはいずれ枯れて土ブロックに変わってしまう。インベントリ内での草ブロックは以前、全ての面が緑色をしていたことがある。
Beta 1.6にアップデートされる以前は、鍬(Hoe)を使って草ブロックから種を収穫することができた。種は現在、草(Tall Grass)を破壊して収穫できる。
Beta 1.9pre5では、草ブロックの上面と、雪を被った草ブロックの上面のテクスチャがほんの少しだけ変更された。
豆知識
草ブロックがとりえる色合いの例
1.8以前におけるインベントリ内の草ブロック
- チャンクアップデート(Chunk Updates)が起きる原因は、草ブロックと土ブロック同士の切り替わりがその大半を占める。
- Mincraft で作られ最初にお披露目されたブロックのうちのひとつである。ここを見てほしい。全ての面が上面と同じなので、“グラスキューブ(Grass Cubes)”となった。
- Minecraft.net のファビコン(サイト用のアイコン)や、Minecraft.exe、Minecraft.app のアイコンになっている。
- 開発バージョン(Indev)では少しの間、設置可能な草ブロックがチェストの中に貯められた。また、どこに置いても枯れることがなかったので、草ブロックを枯らすには掘削するしかなかった。
- サバイバルテスト(Survival Test)モードでは、羊(Sheep)は草ブロックを食べて体に羊毛を再生させていた。食べられた草ブロックは土ブロックに変わったが、たいていは羊が食べてすぐ草を生やしていた。
- Alha 1.2.0と Beta 1.8の間では、草ブロックは、インベントリエディタ(Inventory Editor)か /give コマンドを使ってインベントリ(Inventory)に入れるか、エンダーマン(Endermen)に持ち上げられるとそのテクスチャが変わった。インベントリに入ったこの奇妙なテクスチャは、側面の模様が上面に現れていた。
- クリエイティブモードが実装される 1.8 まで草ブロックは正規の手段で手に入れられなかった。1.9Pre-4のサバイバルモードでエンチャント(Enchantments)が追加されて、はじめて入手可能となった。シルクタッチで草ブロックを破壊すれば、土ブロック(Dirt)の代わりに実際に手に入る。
- Beta 1.5からファンシーモード(Fancy mode)では、側面テクスチャの上端が上面のテクスチャと同じ色合いをしている。
- ハロウィーンアップデート(Halloween Update)以前は、バイオーム(Biomes)が存在しなかったため、草ブロックはその上面に明るい緑色のテクスチャが張られていた。
- シルクタッチエンチャント(Enchantments)が初めて実装されたとき、ネザー(The Nether)に置かれた草ブロックは灰色だった。
- Mincon のグッズバックには、クリーパー(Creeper)、ダイヤモンド(Diamond)、プレイヤーキャラクター(Steve)と一緒に、草ブロックの折り紙が入っていた。
- インベントリ内の草ブロックはBeta 1.8 で修正されたが、Minecraft 1.0 まで正規に入手することは不可能だった。これは Beta 1.8 prerelease で、エンダーマン(Endermen)が持ち上げた草ブロックに側面のテクスチャしかなかったからだ。だが、正式版では持ち上げられても正しく表示される。